BOUTIQUE ANTHIEU(ブティック・オンチュー)とは、18世紀にフランスのオンチュー村に移り住んだ一族の10代目、チボー・フィリップ夫妻が立ち上げたブランドです。
チボー・フィリップ氏と、彼と結婚した日本人の妻とで、1990年代からフランスの珍しいアクセサリー、衣類、家庭雑貨を日本へ輸出することから、歩みは始まります。
そして2009年、食品の扱いの開始に当たり、産まれたのがBOUTIQUE ANTHIEUです。2016年にはオンチューワインとフードをそれぞれ独立化し、ワインについてはマグナヴィニ社(ワイン専門ネゴシアン会社)として11代目チボー氏が扱っています。
BOUTIQUE ANTHIEUが扱うハチミツは、フランスのMiel(ミエル。フランス語でハチミツの意味)です。Mielとは、フランスではミツバチによる生成食物のみを示し、混じりけ無しの自然食品を意味します。つまり、100%の自然食品にのみ許された名前。花の蜜がミツバチの唾液と混じり合うことで、かたちを変えられたものがハチミツです。さらにハチミツは、巣の中で保管されて熟成されながら、液体・濃厚な液体・結晶と形を変えていきます。ハチミツは食用だけではなく、その特性を活かしながら化粧品などにも利用されています。
BOUTIQUE ANTHIEUの天然ハチミツは、一年中、花のある場所へミツバチを巣箱ごと移動させながら蜜を採取する「転地養蜂」という手法をとっています。これにより年中、新鮮なハチミツを採取することができるのです。
ヨーロッパでは紀元前からハチミツが採取されていました。そのためか、その食べられ方も様々。フランスでは、パンにバターとハチミツを塗ることが多く、カフェやホテルなどの朝食では、ジャムやバターと一緒にハチミツが置かれています。また、ハチミツは乳製品と相性の良さも知られています。フランスではチーズにかけることも多く、互いの味が引き立ちます。一般的には、クセの強いチーズにはクセのあるハチミツを合わせることが多いようです。紅茶やハーブティーの砂糖代わりとして入れたり、料理につかうこともあります。